「アーティスト」って?


「アイドル」がポップスターとしてのアイコンを保てなくなると、そこから一線を画した歌手活動をしている女性アイドルが、'90年代以降、さかんに「アーティスト」という言葉で活動するようになります。もはやアイドルではコアな売れ方しかせず、商業的にも厳しいものがあったのでしょう。きちんと歌える人材でキャラクターよりも楽曲の質とプロモーションをしっかりすることによって、アイドルとの差別化を図りました。
ですが、これも結局は「かくあるべきアーティスト像」という呪縛を呼び起こすことになり、アイドルのアーティスト路線は、当初は成功しても、結局は解散やトーンダウンなどのつまずきを招くことありました。

楽曲のクオリティも大事。でも、アイドルの個性も大事。その両方をしっかりとつかんでいるのがPerfumeだと結論しました。