病(やまふ)は苦しきならひながら

季節の変わり目で着るものが一定しないのが億劫です。なんだか夜中になると、鼻水とせきが出てくる不思議な病になりました。青島です。


こんなのが病と呼べるものがどうかをわかりませんが、それ以上に、モーニング娘。八期メンバー・光井愛佳さんが大変らしいじゃないですか。

モー娘。光井愛佳が左足指の軟骨除去手術参照

最近、2ちゃんねるで「光井ってなんでダンスの時ヒール履いてないの?」というスレッドが立ったということで、「細かいところ見てはるわ……」と感心していたのですが、まさかこれがそうだということですか? よくわかりません……。

年齢に関係なく、ある一定の場所の関節を使いすぎると、関節の軟骨が剥離して「遊離ネズミ」となって神経を圧迫するということがあります。
たとえば、若い力士が鉄砲*1の稽古を続けていたとすると、ひじの関節に遊離ネズミが発生したりすることがあります。アスリートには、ままある病です。
そこを回避するためには、関節の柔軟性を高めたり、周辺の筋肉をより鍛えたりすることによって、カバーされたりするのですが、つま先の関節は、柔らかくすることはできても、筋肉を鍛えるというのはなかなかできるものではありません。これは憶測ですが、朴訥な光井さんはおそらくは同じダンスの練習を繰り返し行う練習をなさったのではないでしょうか。
歌舞伎役者や能楽師に、関節の病を起こす人が多いのも、ただひたすら同じ型の稽古を繰り返すからだという見解の人もいます。ジム・トレーニングやスイミングなどで筋肉を補強するよりも、朝に千回、夕べに千回と鍛錬を重ねたほうが芸の肥やしになるという考え方は、封建社会の時代から脈々と伝えられています。
昨今では大分見直されてきているようですが、伝統にも思わぬ落とし穴はあると……。
話しがずれましたが……。思い出だせば光井さんは、八期メンバーとして一人で加入した当初、「ダンスに難あり」とつんく♂氏に指摘されたのが、悔しかったのでしょう。「ハロプロ新人公演」のときにはじめて彼女を観たとき、心から驚嘆しました。つい三か月前まで「難あり」といわれていた人のダンスだとは想像できないくらい切れのある素晴らしいダンスに進化していました。それからの彼女の成長は、他のメンバーの比ではなかったといえば誇張になりますが、いや決して虚構でもないでしょう。あれからモーニング娘。のコンサートで実際に彼女を目の当りにして何回感嘆したことでしょうか。

そこからついにネズミを飼うまでになってしまったわけですが、それだけ彼女が精一杯ステージに立ってくれたという証拠ではありませんか。痛みをこらえて2009春ツアーを完遂したのですから、立派というしかありません。

まったく「病は苦しきならひ」*2でして。今は悔やんでも悔やみきれないでしょうが、じっくりと静養なさって時機に完治されることを祈念いたします。



……と。光井さんが大変なころ、つんく♂さんは?


http://ameblo.jp/tsunku-blog/day-20090515.html



は???????

*1:柱に突っ張りを繰り返すこと

*2:※典拠……能『土蜘蛛』より