君 命 不 辱

熊本市街にある某ラーメン店に、ふらふらっと入ってみると、その厨房の壁に高々と、我が御本尊・加護亜依さんのサイン色紙が掲げてあるではありませんか! 
店の主に話を聞くと、「去年の小晦日(こつごもり)に一人でふらふらっと入ってきて、ラーメン食べていきましたよ。なんでもVシネマの撮影があって、熊本にいらっしゃったのだとか。その撮影スタッフに、たまたま私の同級生がいて、ここを紹介したみたいなんです」という。なるほど、ご宸翰*1には「12/30 カゴアイ」の文字が添えられておりました。
なんということ! 加護さんが熊本にいらっしゃるなんて何年ぶりのことでしょうか。あらめてご宸翰を仰ぎ奉り、加護さんがお座りになられたという奥の席を遙拝し、席を立ちました。

そういえば、加護さんは写真集を出されるそうで、新潮社「月刊アクトレス」シリーズ『月刊 加護亜依』のドロップまで10日足らずとなりました。


月刊加護亜依 (SHINCHO MOOK 111)

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次いで、二月はDVDも発売だとか。


月刊 加護亜依 [DVD]

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光文社『FLASH』誌で、先行カットが発表になっておりました。新聞記事には「初セミヌードに挑戦!」とかあおり文句が躍っていましたが、ことほど左様に驚く代物ではありませんでした。むしろ真面目に一枚一枚の写真を仕上げていこうという気迫を感じました。
わたくしも一度、写真集のあり方というものへの疑問を投げかけたことがありますが、それは「本来、写真というのはどう撮っているか、どう撮れているか」についてあれこれ言うのが普通であって、被写体が「どう撮られているか」については二次的なものでしかない、というものです。
加護さんの写真集の場合、別にセミヌードがどうというのは問題ではありません。「加護ちゃんセミヌード」というだけで、もう吐き気を催して「ひどい! 絶対買わない!」という方がいるようですが、なんでだろうと首を傾げたくなります。
まー、わたくしもそこらへんのグラビアアイドルになら「セミぐらいなら、脱げよ」と一蹴してしまうところ(笑)ですが、加護さんの場合は、セミヌードの姿がうまく作用しています。実のところ、加護さんなら普通にヌードでもいい写真集ができるんでしょうが……。まだそこまでは早すぎると。(笑)

加護さんがどんなに頑張っても森下悠里にはなれないし、福永ちなにもなれません。(失敬)

この写真集を担当する写真家・笠井爾示*2氏の名前を聞くのは(不勉強で申し訳ありませんが)初めてですが、今回の写真集ではポンプ車を使った人工雨のカットなど、いろんな工夫が各所で見られるそうで、非常に楽しみです。氏の作品集を拝見すると「工夫はするが、小細工はしない」という真面目なスタイルではないかと想像しました。余計に楽しみです。


個人的には、表紙の笑顔がデビュー当時とそうお変りになっておられないのが微笑ましかったですね。

*1:※宸翰……しんかん。天子直筆の文書。宸筆。親翰。

*2:※笠井爾示……かさい ちかし。彼の写真が自身のオフィシャルホームページで見られます。(参照