THE ポッシボー

ハロプロエッグ、という存在を説明しなくちゃいけないっていうのが、まずは面倒くさい。(笑)

ハロー!プロジェクト」は、ロックバンド・シャ乱Qのボーカル、つんく♂氏がプロデュースするアイドルグループ(モーニング娘。Berryz工房℃-uteスマイレージ、Juice=Juiceの現在は五つのグループがある)をひとくくりにしたもの。
ハロプロエッグは、その二軍組織で、それらのグループの後ろでバックダンサーをしながら研鑽を重ね、いつしかつんく♂御大に見出されて、ソロとしてデビューする、同じエッグの数名とユニットを組まされてアイドルグループとしてデビューする、はたまた、モーニング娘。の一員として加入するなどのメジャーアイドルを目指す、ジャニーズで言うならジュニアのような存在です。

現在はいったん解体、再編成され「ハロプロ研修生」と名前を変えて、いつかは日の目を見るその日を夢見て28人が頑張っています。


THE ポッシボーは、2004年結成のエッグの中で、2006年デビューと、かなり早い段階で結成されたユニット。当初は六人組でした。

最初はよかったんです。デビューした当時は新人グループとして勢いがありました。

思えば、つんく♂氏が、ハロプロと別に個人でプロデュースするアイドルプロジェクト、NGP!(ナイスガールプロジェクト)に無理やり参入されてからが彼女らの地獄の始まり始まり……。
歌も歌いはしますが、活動のほとんどはボーリング場の営業(歌はほとんどなし。ただ、ファンと一緒に数ゲームやるだけ)か、つんく♂が所有する農場での労働と、およそアイドルらしからぬ活動ばかり。
2009年にメンバーのひとり、大瀬楓が卒業すると、それでもそこそこ集客があったライブも公演数が激減。たまのライブでもお客さんは100人にも満たず、ほかのメンバーもやめたいと訴えだす始末。現在のリーダー・岡田ロビン翔子は、各メンバーを説得。どうしても活動を続けたいと事務所に訴えると、そこで事務所もようやく本腰を入れて売り込むことを約束。現在はビクターが主催するアイドル専門レーベル「バージョンミュージック」の看板アイドルとして活動。一時期からは考えられないV字回復ぶりを見せています。


『全力バンザーイ!My Glory!』




今年のV字回復を象徴する楽曲。ストレートなロックナンバーで、お客さんとの一体感を大切にするTHE ポッシボーならではのメッセージソング。真正面から受け止めましょう!
ミュージックビデオもなんかちょっとだけお金かかっているし、本当に集客率も上がっているみたいだから、もうちょっとしたら武道館とか、本当にいけるんじゃないかと期待しています。