選曲の三曲
まー。対岸の火事が多い昨今、明日は我が身とは思いますが、ともかくも、この五稜郭も意地と虚勢だけで保ち続けてはいますが陥落寸前の状況なので、よその心配ができない状態です。コンスタンティノープルがイスタンブールになってしまったことを、いまだにギリシャ人が泣いて悲しむ気持ちがわからなくもない青島です。
さてさて。モーニング娘。の新曲、『なんちゃって恋愛』の楽曲の全容がほぼ明らかとなりました。
うーん。ストリングスとR&B風味が加わっただけで、昨今のシングルと何ら変化がないように感じます。
ちなみに、この五稜郭で猛攻撃をした前曲。↓
そして。「曲もPVも学芸会なみ」*1と叩きまくった前々曲。↓
これって、「デジロック風味」→「ロッカバラード風味」→「ストリングス+R&B風味」と、ただ編曲の段階で味付けが変わっただけで、根底にあるのは相変わらずの、すっかり腐海の森化した16ビート演歌ではありませんか。まるで、「おとなのふりかけ」の「かつお味」「わさび味」「うめ味」の小袋を並べて眺めているような感覚。
われわれだって、耳が悪いわけじゃないんです。そんなに舐められてるんかな? だとしたら死んでほしいんですけど。
それでも、一応評価できるところは、主先鋒の高橋愛・田中れいなのパートの合間に、徐々に実力を蓄えつつある久住小春・新垣里沙をそれぞれのソロパートを添えて地味に主張させている部分。あと、ラップパートの底を光井愛佳に任せきってうわっついたラップにしないように努めていること。それくらいですかな。
でも、歌詞はいつものように類想的。ラップの歌詞だってどうしても褒められたものじゃない。つんく♂さんって、Hip-Hopの知識は教養レベル以上で、ラップにも造詣が深く、「つんく♂ラップ」の名曲は多い*2のですが、どうもこの歌詞は感心できない。
まだ。まだ。評価できるという点で「赤羽橋に火炎瓶」という最終手段に及ぶことはないと思いますが、それでも予想通りこの程度の楽曲だったわけで「買わない」と決めたわたくしの判断は、そんなに間違っていなかったということになりますね。……ま。光井さんがラップパートということで、もしかしたら時を経た後に買うかもしれませんが、買うとなったらブックオフとかで、事務所の利益にならないような手段で買います。(笑)