眼を見開いて歩け!

ハードディスクを増設してからというもの、パソコンが駄々をこね始めていて困っている青島です。
Vistaって、バッファリングしてもあまり意味ないとか。どうしましょう?


さあさあ、皆様。紆余曲折ありましたが、加護亜依さんの念願の初シングル『no hesitAtIon』が、明日、六月二十四日、満を持して発売となります!!



no hesitAtIon

no hesitAtIon





断片的にしか聴いたことがなかったので、最初は首を傾げていたのですが、全体的に通して聴いてみると、どこぞの「なんとか娘。」さんたちとはエライ違う名曲ではありませんか!? (笑)

はいはい。もちろん、ふらげしましたよ。ふ・ら・げ!!

ふらいんぐ・げっと、ですがな!!! (←なにゆえの似非関西弁)

地元のタワーレコードに行ったら、もう夕方になっているというのに、まだ段ボールから出したばかりで、店頭に並んでませんでしたよ。なに、やっとんねん!!!!


全国の加護亜依ファンのみなさん。今週一週間は、加護亜依強化週間として、『no hesitAtIon』をできるだけCDショップの目立つ場所に飾ってもらうよう、店員さんに懇願しましょう!
全国のファンが一丸となって、この曲が少しでも多くの人の耳に触れるように努力すれば、必ずあの「なんちゃら娘。」の偽りのオリコン一位を蹴り飛ばして、しばらくは十位圏内を漂うくらいの粘りを見せてくれることでしょう。
まー、たとえ低い順位になったとしても、次の日には三十位も順位が落ちていたとか言う大恥はないとは思いますが。

思えば、その娘。さんたちには、ものすごいストレートに勇気と希望の大切さを教わったものです……。
あれから十年近く経ちました。今では曲の内容よりも握手券を売る商売にスライドして、いつの間にか多くのファンが「注文の多い料理店」のいいなりになってしまいました。
まだ、曲の内容が良ければ首を捻るくらいに留めますが、「夢を見る子供みたいな男にあきれる女」という、まるでこのまま別れ話になったらテレサ・テンの『つぐない』みたいな内容のあきれたド演歌。



(↑メロン記念日の大谷さんが歌っています。こんなことしてたんだ。知らなかった。それにしても、道重さんの、全く心のこもってない「かわいそう!」は笑える)

それに引き換え「ためらうな! 不器用でも前に進め」と、ご自身の作詞でファンに勇気と希望を伝えようとする加護さんの姿勢は、もうそのままモーニング娘。ではないですか! 
モーニング娘。モーニング娘。らしくなく、モーニング娘。を出奔した加護亜依さんが一番モーニング娘。らしいとはこれいかに……。


なんちゃって恋愛(初回生産限定盤A)(DVD付)

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もう、モーニング娘。はシングルタイトルも決まって、発売を待つのみとなりましたが、このシングルも、ご多分に漏れず注文が多く、それに振り回されるファンで店内は溢れかえることでしょう。
わたくしは、モーニング娘。の狂人的なファンではありますが、何が大義で、何が恥辱かぐらいの分別は付くつもりでおります。何を敬い、何を軽蔑すべきか、それをわからずに諸手をあげて称揚してしまうのは、なんだか北朝鮮的だとは思いませんか。

『籠太鼓』でも書きましたが、NHKハイビジョンの歴史番組『プレミアム8』などの影響で、最近になってからようやく世界史の勉強をしておりまして。これが面白いのですが、6月16日放送の1989年10月に東ドイツライプチヒであった大行進の映像は思わず腕組みをしながら見入っていましたね。名もなき一人の青年が、大工場による大気汚染に疑問を抱いたところから始まって、その一人が二人となり、三人となって、徐々に政府に対するデモ活動となり、秘密警察による弾圧にも屈さず、その人数は増えに増え、七万人となったときには、もはや政府も銃口を向けられないくらいの規模となって、ついに社会主義国東ドイツベルリンの壁とともに崩壊したという顛末……。
独裁者・ホーネッカーを退陣に追いやったきっかけは、ひとりの青年のたった一声なんですよ。

「この現状はおかしくないか?」

この一声が、結局は一つの国を動かしたんです。

わたくしは、ここにいたって心に誓いました。この「五稜郭」は、真にモーニング娘。モーニング娘。として再び大地に根付くまで、いかなる法難があろうとも、いついつまでも続けます。そして、何度でも、何度でも叫び続けます。

「この現状はおかしくないか?」

誰かが言わなければ、誰も気づかないのです。

ここにいらした、モーニング娘。ファンの方々。気付いてください。もしかしたら、彼女たちには、どんなことをやってもCDシングルが全く売れないという状況を作ってやる必要があるのかもしれないのです。
本当に彼女たちのことを思うのであれば、われわれファンまでも、あえて世間の嗤い者にならざるを得ないのかもしれません。
むろん、次に発売するシングルが、握手券もつかずにそこそこ売れてくれれば御の字ですが、もしまた握手商売するぐらいなら、その手に火炎瓶を握りましょう。どんな佳作だったとしてもCDには一切手を出さないという無言の抵抗をしてみてはいかがでしょうか。
赤羽橋でも、しかるべきマネージメントをしようという動きがあるみたいです。
ライプチヒの軌跡までとはいかずとも、すくなくとも事務所を狼狽させ、盲目のファンを導くくらいの小さな動きくらいにはなることでしょう。


なので、次のシングルは、わたくしは手を出さないことにします。(iTunesでも、着うたでも買いません)


少しの勇気を出して、わたくしに力をお貸しください。すべては真にモーニング娘。のためなのです。